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『金融の世界史―バブルと戦争と株式市場』書評 27 Aug 2013 | 08:01 am

拙著『金融の世界史: バブルと戦争と株式市場 (新潮選書) 』も発売から早くも3ヶ月が経過しました。すでに数多くの書評を頂戴しましたので、ここに整理しておきたいと思います。ウェブで読める書評にはリンクを張ってあります。 新潮社新潮選書HP 評者:藤野英人氏 「ココロとフトコロに聞く冒険の書」(新潮社『波』6月号) 「(略)世界の歴史が金融という観点でぎゅっと凝縮されている。少ない紙面の中にそれぞ...

『上海ラプソディ―』和田妙子 22 Aug 2013 | 05:11 pm

『上海ラプソディー―伝説の舞姫マヌエラ自伝 』和田妙子 ワック株式会社 日中戦争から太平洋戦争中の上海租界で、スパニッシュ舞踊の伝説の舞姫だった「マヌエラ」こと和田妙子の自伝。我々に身近なところでは、まだお腹の中のミッキー・カーチスも登場する(身近じゃないって?)。実に波瀾万丈な生涯である。 この自伝を読む前に佐野眞一『上海時間旅行―蘇る“オールド上海”の記憶 』(山川出版)を読んでおいて、さ...

小説『月下上海』山口恵以子 20 Aug 2013 | 07:15 pm

『月下上海 』山口恵以子 文藝春秋社 本作は第20回松本清張賞受賞、「受賞者は食堂のおばちゃん」と、新聞・テレビで盛んに取り上げられた山口恵以子さん。今年6月22日の発売である。今回はキンドル版で読ませて頂いた。フォントの大きさの調整ができるので老眼の読者にはありがたい。用事の合間に読んで1日で読めた。5時間ぐらいかな。 今の僕は戦間期の上海情報が読書の目的となっているが、この本は昭和17年、...

『101歳の人生をきく』 中川牧三+河合隼雄 19 Aug 2013 | 01:35 pm

『101歳の人生をきく』 中川牧三+河合隼雄(講談社2004年) この本も戦間期の上海の様子を知る目的のために読んだ本である。対談形式なので3時間もあれば読める。しかも格別に面白い。これまで僕が読んだどんな対談形式の本よりも、壮大で、ユニークでそして「すごすぎる」。大きな図書館にはおいてあるようだし、アマゾンを見ると新刊はもう無いが中古で安い本が出ているので最大級のお薦めをしたいと思う。 対談...

『上海―多国籍都市の百年』榎本泰子 16 Aug 2013 | 08:57 am

『上海 - 多国籍都市の百年 (中公新書) 』榎本泰子 戦間期の中国の状況を知りたくて、取り敢えず選んでみた1冊だ。2009年11月25日発行なので10年5月からの上海国際博覧会を意識した出版だったのだろう。 この本はアヘン戦争(1840~1842)後の南京条約によって開港させられた上海租界の歴史を、それに関わる主な民族別に縦割りし、中華人民共和国によって共産化されるまでを記述したものだ。 ...

終戦記念日 15 Aug 2013 | 08:16 am

日本は8月14日の御前会議でポツダム宣言受託を決定し、同日加藤スイス公使を通じて連合国側に宣言受諾を伝えました。この日トルーマン米大統領は日本からのポツダム宣言受諾の全文を紹介した上で、「“VJ(Victory over Japan)デー”の布告は、日本が降伏文書に正式に署名するまで待たなければならない」と発言しました。 日本ではこの翌日8月15日正午に天皇陛下による玉音放送が行われ、国民に帝国...

『秘話 陸軍登戸研究所の青春』 13 Aug 2013 | 04:21 pm

『秘話 陸軍登戸研究所の青春 (講談社文庫) 』新多昭二 この本は陸軍登戸研究所関係の本を探していた時に入手しておいた本で、昨夜から読み始めた。 目次を見ると全部で時代順に六章あり、第一章が「登戸研究所の思い出」となっているので一章分だけ読めばいいなと思っていたのだが、気がつけばよほど面白かったのだろう、第六章「高度成長期を駆け抜ける」まで読了してしまった。 残念ながら登戸研究所関係の記述は...

満州事変から日中戦争へ―シリーズ日本近現代史⑤ 12 Aug 2013 | 03:58 pm

『満州事変から日中戦争へ―シリーズ日本近現代史〈5〉 (岩波新書) 』加藤陽子、岩波新書 きちんとカウントしたわけではないが、この本が戦間期のまともな本を読んでいて一番引用の多い本ではないだろうか。満州問題であれば『キメラ―満洲国の肖像 (中公新書) 』である。 アマゾンの書評にもあるように、戦間期の基本的な流れを知らずにこの本を読むのは少々辛いだろうと思う。山川の『もういちど読む山川日本近代...

『日本陸軍終焉の真実』西浦進 読後感想文 7 Aug 2013 | 05:38 pm

『昭和戦争史の証言 日本陸軍終焉の真実 (日経ビジネス人文庫) 』西浦進 本屋で平積みされていたので、少し立ち読みしてから購入。今は戦間期の書籍を読んでいるところなので参考になるかもしれないと思って読み始めた。 著者は1901年生まれの帝国陸軍軍人、陸軍士官学校34期(恩賜)、陸軍大学校42期(首席)。陸軍士官学校同期の服部卓四郎および堀場一雄と並び「34期三羽烏」と称された。フランスへ外国事...

『持たざる国への道―あの戦争と大日本帝国の破綻』読書感想文 5 Aug 2013 | 07:13 pm

松元崇さんの『「持たざる国」への道 - 「あの戦争」と大日本帝国の破綻 (中公文庫) 』(2013/7/25刊)を読んだ。この本は2010年8月大蔵財務協会から発売された『高橋是清暗殺後の日本―持たざる国への道』の改訂版である。後者はすでに入手困難な本となり高いプレミアムがついていたので、一般の読者にはありがたい事だ。両者の比較では後者にあった第3部「明治憲法下の義務教育」が割愛され、全体の項目も...

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