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中島要/晦日の月 六尺文治捕物控 25 Aug 2013 | 08:24 am

日本橋の名親分として名高い十手持ちの辰三が上方を荒らしまわる盗賊「名なしの幻蔵」一味を追ったまま突然姿を消してから半年。 その留守を預かり島の見回りを引き受けた子分の文治と、辰三の娘・お加代が事件の謎を解く時代ミステリー。 十手持ちとして文治が出くわす数々の事件と、突然消えた辰三の行方を探るという2つの内容が同時進行する形。 事件自体は面白かったけど、そこに関わる登場人物たちの描かれ方が殺伐とし...

出久根達郎/猫の似づら絵師 24 Aug 2013 | 08:07 am

勤めていた貸本屋が左前になり暇を出された銀太郎と丹三郎。 今夜寝るところもなく困っていた二人に声を掛け長屋を世話してくれた源蔵の発案で銀次郎は猫の似顔絵を描く商売を始める。 御用聞きに回る銀太郎が出くわす厄介事を源蔵たちが解決する…という話。 その日暮らしなのにのんびりしていて気がいい銀太郎と貧乏神売りの丹三郎、饂飩が好きで毎日作っているのに全然上達しない源蔵などキャラや内容は面白いし、セリフも...

中島要/藍の糸―着物始末暦2 12 Aug 2013 | 07:55 am

シリーズ2作目。 物語自体は「着物」にまつわる話ではあったけど、前作ほど余一の生業である「着物の始末屋」としての技術は前面に出ていなかったのが残念。 ただその分全体的には物語にまとまりがあって前作よりも読みやすかった。 登場人物たちそれぞれの心情が行動やセリフに丁寧に描かれていたし、結末も温かさがあって読後感もよかった。 縮まりそうで縮まらない余一とお糸の関係が気になる。 お嬢さんのお玉がけ...

里見蘭/さよなら、ベイビー 12 Aug 2013 | 07:49 am

母親の死をきっかけに引きこもりになった雅祥。 ある日父親が「知り合いから預かった」と赤ん坊を連れ帰って来て面倒を見始めるが、その最中に急死してしまう。 謎の赤ん坊と二人だけで取り残された雅祥の奮闘と複雑に絡み合う人間関係を描いた長編小説。 面白かった。 引きこもりの青年が他人、それも言葉の通じない赤ん坊と二人きりで残されてしまった状況での心情や行動、そしてそれが時間の経過によって変化していく様子...

高橋克彦/紅蓮鬼 9 Aug 2013 | 04:55 pm

人の身体に取り憑き異性とまぐわうことで宿主を替えてゆく淫鬼と、深い恨みを抱いたまま大宰府に眠る人物の墓から淫鬼に呼び出された怨鬼。 この2匹の鬼によって京の都は蹂躙されようとしていた。 その気配を察知した加茂一族の末裔・忠行と大叔父・忠峯の2人の鬼退治が始まる-。 エロい鬼が主役なので、エロい描写がたくさんあって電車で読むのを躊躇いました(^^;(別に挿絵があるわけじゃないけどw) 淫鬼のほうは...

宮部みゆき/<完本>初ものがたり 4 Aug 2013 | 06:46 am

本所深川一帯を預かり「回向院の旦那」と呼ばれる十手持ちの茂七親分の活躍を描いた短編集。 まるで映画かドラマを見ているかのように文字が頭のなかでするすると映像に変換されていく心地よさと、その世界の中で紡がれてゆく人の世の優しさ切なさを堪能した。 この作品は’97年に文庫化された作品に、新作3篇を追加した作品とのこと。確か読んだはずの元の作品の内容も(例によって)記憶になく(^^;、全編新しい気持...

朝松健/てれすこ 大江戸妖怪事典 28 Jul 2013 | 06:20 am

岡っ引きの娘で霊感の強い美江とその幼馴染で蘭医の息子・菊之助が稲毛外羅と名乗る怪しい蘭学者とともに『大江戸妖怪辞典』という書物を作るため妖怪退治をする話。 面白かった♪ 『大江戸妖怪辞典』を作るために実際にその妖怪を捕まえて本に閉じ込めるという設定、捕まえるために外羅が考えだす妖怪を吸い取る妖気掃除機や、離れた場所から司令が出せる妖話器などの道具、外羅を目の敵にする悪路王の手下たちなど笑える要素...

大山誠一郎/密室蒐集家 24 Jul 2013 | 06:15 am

第13回本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主催)受賞作。 密室事件が起こるとどこからともなく現れ事件を解決する謎の「密室蒐集家」…という設定は面白かったけど、中身の方は正直今ひとつ。 どれも、それこそ「密室の謎を解くための密室」という感じ。 「いくらなんでもそんな偶然ないでしょう」という設定もそうだし、あと情景描写や心理描写があまりないので感情移入出来る部分がない。 しかも説明が判りにく...

高山由紀子/源氏物語 悲しみの皇子 21 Jul 2013 | 06:04 am

源氏物語+それを綴る紫式部と時の権力者・藤原道長の恋(?)の行方…という話。 前半はイマイチ文章が硬くてなかなか物語に入っていけなかった(特に「雨夜の品定め」のあたりがキツかった)けど、後半はけっこう面白く読めた。 夕顔のところの解釈が大胆(実は六条御息所の変装でした説)でビックリ。まあ、それはそれで面白いけど、そうなると(夕顔の子どもである)玉鬘はどうなるのよ、と思うんだけど。(この本では玉鬘...

太田忠司/目白台サイドキック 女神の手は白い 18 Jul 2013 | 09:54 am

一人暮らしの女性が鍵の掛かった自室で絞殺され手首を切り落とされる、という事件が発生。 事件の直後犯人は逮捕され、そのまま拘置所内で自殺したはずだったが、その後同じ手口の犯行が連続して発生する。 捜査一課の新人刑事・無藤は刑事を辞めるつもりで自宅に引きこもっている先輩の刑事・南塚を、捜査に引っ張りだすために目白台にある彼の家を訪問する。 南塚こそ最初の事件を解決した「探偵刑事」だったのだ-。 長編...

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