Reving-partner - reving-partner.com

General Information:

Latest News:

調査開始 【第10話】 4 Mar 2013 | 08:50 pm

6月初頭、いよいよ調査開始です。 事前に、財務関連の資料と、基礎情報を入手していました。 財務関連の資料を入手し、前もって財務分析を行っておくことで、 ある程度会社の概要(どこに問題があるか)をつかんでおくことが可能になります。 ただ、たぬき旅館の場合、売上高に対する借入額が大きすぎました。 また、すでに多大な債務超過に陥っており、売却する資産もありません。 しかも、...

調査の内容 【第9話】 9 Jan 2013 | 05:02 pm

くまさん銀行ののり助さんから、たぬき旅館がコンサルティングの受け入れを承諾したとの連絡を受けた私、ポン吉は、6月から調査を開始します。 調査とは、「デューデリジェンス」ともいい、 たぬき旅館の現状を調査して、それをまとめて「調査報告書」を作成することです。 調査報告書の大まかな項目は、以下の通りです。 (1)  基礎情報: ⇒商号、代表者、設立年月、資本金、株主、沿革な...

たぬき旅館の葛藤と決断 【第8話】 12 Dec 2012 | 01:54 am

私との面談が終わって、社長と女将、そして娘夫婦と息子夫婦は、コンサルタントを受け入れるかどうかについて議論しました。 全員、今のまま続けていても良くならない、何とかしなければならない、という思いは一致していたのですが、どうしても、コンサルタントを受け入れる、という結論まで至りませんでした。 理由は、やはり「乗っ取られるかもしれない」という恐怖でした。 社長と女将、お二人の、...

社長、女将との面談 【第7話】 26 Nov 2012 | 10:44 pm

私はGW明けの5月某日、クマさん銀行にご挨拶した後、クマさん銀行の行員と共に、たぬき旅館を訪れました。 玄関に出迎えてくれたのは、社長と女将でした。 少し予想外だったのは、お二人とも多少顔を強張らせながらも、満面の笑みで私を迎えてくれたのです。 お二人は私に対し「乗っ取り屋」という疑念を少なからず抱いているはずです。 そういう私に対しても、通常のお客様同様のお出迎えをしてくれたのです...

たぬき旅館の心配事 【第6話】 6 Nov 2012 | 01:25 am

クマさん銀行に、依頼を引き受けるという連絡をしたところ、 「たぬき旅館の社長を説得してほしい」 と言われました。 今回のお話は、クマさん銀行からいただいたものでしたが、 実際の依頼主となるたぬき旅館は、コンサルティングを依頼することをためらっているようなのです。 理由は、「コンサルティング会社に旅館を乗っ取られる!」と思っているためでした。 実は数年前から、ぶん...

「クマさん銀行」からのコンサルティング依頼 【第5話】 30 Oct 2012 | 07:39 am

クマさん銀行は、たぬき旅館のメイン銀行で、 たぬき旅館に2億円の融資(貸出)をしていました。 クマさん銀行は、たぬき旅館の業績悪化により、 このままではたぬき旅館からの借金の返済がストップするどころか、 たぬき旅館は潰れてしまう、という危機感を持っていました。 しかし、対応策を打てず、何もしないまま月日が経ち、 とうとうたぬき旅館の売上が、借入金の4分の1の5,000万円ま...

たぬき旅館の厳しい現状 【第4話】 24 Oct 2012 | 11:16 am

現在のたぬき旅館のお客様は、比較的ご年配の方が多く、 お住まいも、比較的近い地域に集中しています。 お客様は、昔からのリピーターが多くいます。 これは、体力自慢で気さくな社長と、人が良くてやさしい笑顔の女将、お二人の人柄と接遇によるものが大きいのですが、 そのリピーターのお客様も、年を追うごとに少なくなっています。 たぬき旅館が最も忙しい繁忙期は7~9月。 ほとんどが...

「たぬき旅館」の現状と歴史 【第3話】 16 Oct 2012 | 05:23 am

たぬき旅館の創業は昭和35年、ぶんぶく温泉ができて程なく設立され、 ぶんぶく温泉の中ではとても古い旅館です。 現在の社長は2代目で、たぬき旅館は、先代社長である、 今の社長のお父さんが立ち上げました。 部屋数は15部屋で、ぶんぶく温泉の中では比較的小さな旅館です。 従業員は7名で、ほとんど身内が占める家族経営です。 【従業員構成】 ・社長(60歳)、女将(55歳) ...

「ぶんぶく温泉」の現状と歴史 【第2話】 9 Oct 2012 | 01:34 pm

「ぶんぶく温泉」は、中部地方の山間にあり、 昭和20年後半に温泉が湧き出た、比較的歴史の古い温泉街です。 ぶんぶく温泉街には、現在は30くらいの温泉旅館が立ち並んでいて、 近くに川が流れ、周囲は山々がそびえ立っている、自然に囲まれた景観です。 この温泉街は、昭和30年以降、人がひっきりなしに来る、大人気の温泉街でした。 特にサラリーマンの団体客に人気が高く、自然とスナッ...

はじめに 【第1話】 9 Oct 2012 | 12:16 pm

これは、家族経営の小さな旅館の再生物語です。 はじめまして。私の名前はポン吉、40歳。おとめ座のO型です。 東京で「お日様コンサルティング」という会社を経営しています。 経営といっても、従業員は1人もいないので、私1人で行っている個人企業です。 私、ポン吉は、大企業にて約15年間営業に従事してきて(一応5年連続トップセールスを記録しました)、 その後会社を立ち上げて、独立開業...

Recently parsed news:

Recent searches: